サイボウズのIT技術者セミナーに行って来た(感想とか)

8日にサイボウズの新卒向けの説明会の1つであるソフト開発者向けのセミナーに参加してきました。
外部に向けても内容を公開してもかまわないとのことでしたので、ここに書いておきます。
講師はid:amachangこと天野氏と田縁氏でした。
このセミナーに参加していた人数は大体40人ぐらいで、事前に服装について特に言及されていなかったので、参加者は1名を除いてみんなスーツなのに対し、サイボウズの方々が私服なのが印象的でした。
はてブを知っているかという質問に対して挙手率が9割を超える勢いだったので、みんなそれなりにWebに興味がある人が集まっていました。


amachang:「IT戦士の作り方教えます。」

セミナーの目玉。生amachangに会いたくて来た人も多そうです。
最近は7Kとか嫌われ始めているIT技術者。
でもエンジニアほど素晴らしい職はないというお話で、amachangのこれまでの人生を通じて培ってきた考え方を披露していただきました。
エンジニアは世界を変えられるという考え方を聞いて、id:naoyaの「世界を変えられるのはコードだけ」という発言を思い出しました。
両者の考え方が似ている、というよりもエンジニアならば誰しも多かれ少なかれこういう考え方を持っているのかもしれません。
amachangさんが作った世界を変えたものはありますが?」という質問に対して「ないですw今の自分はまだまだ。」という謙虚さも見せていただきました。



mixiとかブログを通じてdisられることで成長して来たという話を聞いて、少々自信がないことでも積極的に晒してdisられるようにしたほうがある意味自分のためになるのかな、と思いました。
「技術の上に出来た友情は固い」と話の中でおっしゃっていたのですが、技術者同士の人脈を作っていくことが成長する上で欠かせないです。
しかし、後の田縁氏の話でもいわれているように技術者はやはり首都圏に集中しているので、地方ではおのずと機会が少なくなります。
地方でも頑張ってセミナーとかカンファレンスを積極的に開催したいですね。


その他面白かった話

田縁氏:「人生いろいろ、IT業界もいろいろ〜IT業界マップ教えます。」

サイボウズのネットサービス開発部部長田縁氏によるIT業界の現実についてのお話。
IT系企業の中で何度か転職を経験している氏ならではの具体的な話を聞くことが出来、業界研究の参考になりました。
一口にIT業界といっても受託やインフラ系などいろいろな世界があるので、自分が入る世界を決めること、そのためにその世界の情報をえること、そして一度入ったら腹をくくることが重要となるそうです。
一度、地元に戻って就職をされているので、「地方で働くためには何かをあきらめる」という言葉には重みを感じました。
個人的には、いくつかの受託やパッケージ開発のいくつかのプロジェクトの人員構成の例示が非常に面白かったです。



Googleのような無料のWebサービスに飲み込まれはしないか」という質問の受け答えの中で、「Webサービスだとビジネスモデルが立てにくい」という話がありました。
Webサービスをやっているところはどちらかといえばニーズ指向よりシーズ指向のところが多いので、確かにそう思いました。tumblrとかどうやってビジネスモデルを立ててるんでしょうね。


その他面白かった話
  • 新たな「K」:IT業界の男女比は6:1。サイボウズは3:1(開発は5:1)
  • ガルーンの試験項目は10万(目標25万)
  • リモートアクセスという簡易VPNをやっている
その他参考:

サイボウズ株式会社