そろそろ「こうなる。」について一言言っておくか。

ちょうど一週間前の23日に、私が開発に参加している予測コミュニティ「こうなる。」のリリースを行いました。今日レイアウトを修正したので、是非アクセスしてみてください。

URLはhttp://kouna.ru/とサービス名と一緒なので、覚えやすいのではないかと思います。


「こうなる。」を作った理由

もともと、研究室で次期衆議院選挙の予測市場shuugi.inというサービスを提供していて、そこの経験を生かしてさまざまな事象に対して予測ができるサービスを作りたい、というのが出発点でした。
しかしながら、提供する側としてはもっと多くの人に利用をしてもらいたいのですが、予測市場は仕組みが少し難しいので参加の敷居が少し高くなってしまいがちです。そもそも、予測をするということがユーザにとって楽しいのか、という疑問もありました。

そういった懊悩を払拭してくれたのが、群衆の叡智サミット2008でのパネラーの方々のお話やブログの記事などのやりとりでした。

ユーザ同士の取引の繰り返しというフィードバックによって、みんなが無意識に思っていることが数値化できるのであればとても面白いサービスになるのではないかと現在では思っています。
参加者同士が予測を通じてコミュニケーションを行い、互いに未来のことを考える力を高めあっていけるサービスになっていければ、そして得られた結果が群衆の叡智として多くの人にいい意味で影響を与えていければなあと思います。

「こうなる。」の特徴

  1. 自分の興味のある事象についての予測を立てることができる
  2. もともと合った株取引に近い仕組みのトレード方式に加えて、競馬のようなベット方式、実験的なシンプル方式を選択可能
  3. 予測への参加度合いによって増加するKP(こうなるポイント)によって立てられる予測の数が決定される
  4. Twitterのようなミニブログに似たコメント機能
  5. コメントに対する「参考になった」ボタンでのフィードバック

ユーザのホームページでは、自分の参加している予測でのコメントとウォッチ対象となっているユーザのコメントを参照することができます。
Twitterでいうフォローを「ウォッチ」という名前にしたのは、ユーザ同士が「お前観測範囲狭いな」という会話ができればというid:youzakaによる発案です。
あと、Twitterkounatterというユーザを作って情報を発信していますので、お気軽にフォローしてください。

今後の予定

利用方法がわかりにくいとの指摘があるので、その辺りの改善をまずやっていきたいと思っています。
あと、一部の情報はRSSで現在提供しているのですが、どこかの偉い人がPost APIのないサービスはクソだといっていたので、近いうちにAPI提供をしたいと思います。


Wicket勉強会で話すよ!

「こうなる。」はJavaで開発されており、プレゼンテーション部分にWicketというフレームワークを利用しています。
今週の金曜の8月1日に開催される第一回Wicket勉強会でサービスの紹介と開発時に気づいたことなどについてLTで話す予定です。参加される予定の方はよろしくお願いします。
勉強会自体は会場の収容人数をオーバーしている状態なので、新しく参加することは出来ないのですが、発表資料のほうは後でアップできればと思っています。



そんなわけで、今後とも「こうなる。」をよろしくお願いします。