入院中に読んだ本
11日あたりから帰省していたのですが、いろいろあって帰省先で10日ほど入院していました。
基本的にベッドに横になっているだけだったので、読書の時間を取ることができました。
しかし、予想外の入院でしたので、読みたい本も特に持って帰っていませんでした。
ということで、実家に転がってた本を主に読みました。
以下読んだ本一覧と感想。
中学か高校の頃の教科書に「影との戦い」の最初の方が載っていて、面白そうだなあと思っていた作品。
1〜3はゲドやアレンといった男が主役、4,5はテナーとテルーといった女が主役な感じでした。
アースシーの住民の生活や言語の違い、男尊女卑などの描写はリアルで、日本人だとここまで書けないのではないかと思いました。
ゲド戦記というタイトルには違和感を覚えました(原題はTales from Earthsea)。
おそらく、1〜3と4以降に20年近く間が開いているので、1〜3までの内容でタイトルをつけたからではないかと思われます。
宮部みゆきさんの作品は前から読んでみたいと思っていたのですが、なかなか手が出せずにいました。
以下の時雨沢恵一さんの作品ともども妹が持っていたので借りました。
やっぱり文章がうまいですね。
ビジュアル化したものが想像しやすかったです。
反面、主人公の精神的な成長の表現は小説ならではだと思いました。
上巻は幻界に行くまでの現世での動機の話、中下は主人公の成長の話。
オチはゲド戦記の「影との戦い」っぽい感じ。
映画化されているので、時間があれば上のゲド戦記と合わせて見てみたいところです。
短編連作の形式なのですが、よくネタが尽きないなあと思います。
何巻か忘れましたが、個人的には「優しい国」が好き。
1〜10まで読んだのですが、学園キノ (電撃文庫 (1283))というセルフパロディもあるようです。
なんか棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (1) (まんがタイムKRコミックス)が雰囲気似てるかも。
1〜3まで読みました。
今回読んだ時雨沢恵一さんのシリーズの中では一番好きかも。
私は弁が立つ主人公の作品が好きなのかもしれません。
上のアリソンの登場人物の子どもたちが主人公な話。
前作の登場人物が目立ちすぎな感じ。
こんなに野球について熱く語るラノベは初めて読みました。
野球が好きでない人は、これを読んで楽しめるのでしょうか。
Amazonのレビューにも書いてありましたが、好き嫌いが分かれそうな作品です。
引きがよかったので3に期待。
一気にキャラが増えました。
とりあえず驚愕が出るまで評価は保留かな。
知り合いから薦めてもらったAheadシリーズの最終巻。
1冊で1000ページ越えというラノベらしからぬ分厚さでした。
構成が非常に緻密にできているので、伏線が絶妙です。
少しくさいところもありましたが、いい感じで熱い展開が繰り広げられました。
キャラの掛け合いも面白いです。
1冊1冊が長いですが、お勧めしたい作品です。
読後感想
10日で32冊と、これだけまとめて時間を取って読書をしたのは初めてでしたが、こうしてまとめて読む形は、私にはあまり向いてなさそうです。
間を空けて読むと、読み終わったあとしばらく余韻に浸って楽しめるのですが、今回のような読み方だと次から次へと世界観が変わっていくので、そういった余韻を楽しめませんでした。
ストーリーものを読むなら、1週間に1シリーズぐらいが私にはあってそうです。