Twitterでの情報発信のインセンティブについて考える

私はWebに公開するものは後から利用できるようにすることが大切だと思っていたが、最近はそうでもないらしい。
Twitterはユーザがどんどん情報をPostしていくだけで、後から読み返したり探したりといったような用途はまったく考えられていないシステム自体が後から読み返したり探したりといったような機能を積極的に提供しているわけではない。(コメントで指摘があったので修正しました。)
性質的には、以前からあるチャットや掲示板などと似ているといえる。
しかしながら、大きく異なる点は後者をコミュニケーションのためにユーザは利用しているが、前者は必ずしもコミュニケーションを目的としているとはいえない。
Twitterの場合、@ユーザ名で他のユーザにリプライすることができるが、多くの発言は返事を期待してPostされているわけではない。
日々の行動を記録するライフログとしての役割もあるようだが、行動だけでなくその人がふと思ったことや感じたことをPostしたものも多い。
こういったユーザの情報を発信するインセンティブはなんなのか。
その解のひとつとして考えたのが、カタルシス効果のためではないかということである。
思っていることをを言語化することで癒しを得るのが心理療法的な意味でのカタルシスである。
Webに投げられたこのような取りとめのない情報を排泄物にたとえる人がいるが、ユーザはwebに排泄物をPostすることでこの効果を得るのである。
だれもいない空間に向かって話しかけてもしょうがないので、followerがとりあえず見てくれているのも重要な要因ではないだろうか。
Ustreamなどで自分の映像を発信している人ももしかしたらこういった理由からかもしれない。



とかいうことをid:denkenとかと昼飯を食っているときに考えてました。