AIRでニコニコ動画風RSSリーダー作った(プレゼン向け)

AIRでニコニコプレゼン

あるプレゼンの最中、発表者のPCに常駐しているTwitでTwitterの投稿が見えていて面白かった、という話を聞きました。
この話を聞いて、去年少し話題になったニコニコプレゼンを思い出し、後輩の卒研発表で是非使ってもらおうと思い、AIRで作ることにしました。
作る前に同じようなものを作っている人がいないか探した所、id:nitoyonさんが「AIR でニコニコメソッド プレゼン - てっく煮ブログ 跡地」で作っていて目的にも合致していたので、これを使おうかと思ったのですが、最新バージョンのAIRの実行環境(Beta 3)では動きませんでした。


ということで、ソースコードも公開してもらっているので、最新バージョンの実行環境に対応するついでに、いくつか機能を追加したり改良したりしたので公開しておきます。
大きな変更点として、txtファイルではなくHTTPでRSSを読み込むようにしました。これによってTwitterなどのRSSを使ってニコニコプレゼンを行うことが可能になります。
[ダウンロード:niconico.air (要 AIR ランタイム Beta 3 )]
[ソースコードniconico.zip (要 as3syndicationlib )]

パース可能なのは、すべてのバージョンのRSSとAtom1.0です。
RSSを読みに行く頻度は自分で決定できますが、あんまり頻繁にいくと迷惑がかかる可能性もあるので、適当な時間を指定してください。ローカルにWebサーバを立ててRSSを吐くようにするのが一番よいです。
ニコニコプレゼンをやってみたいと思われている方は是非ご利用ください。
ランタイムは以下からダウンロードできます。
Download Adobe AIR 32 Beta - Adobe Labs

起動時の設定

インストールして起動すると、RSSのURLと取りに行く頻度の入力を求められるので、適当なものを入力してください。
「Post?」にチェックを入れるとPOSTでリクエストします。

終了方法

タスクトレイにニコニコマークのアイコンがあるので、その上で右クリックを押して終了を選んでください。

そのほかの変更点

  • タスクトレイにアイコンを登録するようにした
  • 文字の大きさと色をランダムに変更するようにした
  • 文字の大きさを少し大きくして速度を落とした

感想

当初、TwitterのWith OthersのRSSを使おうと思っていたのですが、60分に70回という制限があったので困りました。Postでアクセスすると制限に引っかからないという話を聞いたので、回避策としてPostでもリクエストを送れるようにしました。
タスクトレイに常駐するようにするのに、情報が少なくて苦労しました。
昨日が卒研発表だったのですが、ネットにつながらなかったりといった問題が発生したため結局使わなかったので残念です。
プレゼンだと上のほうには見出しが来る可能性が高いため、文字が流れると思った以上に邪魔な気がします。そのうち、下のほうを流れるように改良しようかと思っています。
あとは、RSSリーダーとして使うならSQLiteを使ってフィードを保持する必要があるかも。

おまけ

元のソースコード
20行目の

stage.window.alwaysInFront = true;

stage.nativeWindow.alwaysInFront = true;

に。
53行目の

var file:File = File.documentsDirectory.resolve("niconic0.txt);

var file:File = File.documentsDirectory.resolvePath("niconic0.txt);

に変更すれば現在のバージョンのAIR実行環境でも動くようになります。