Web上の情報を読むことと本を読むこと

2週間ほど放置していたRSSを消化してる途中に、2週間の内に、一度も自分が興味がある話題に触れていないものをいくつか登録を削除しました。
登録したときには面白いと思って登録したと思うのですが、時間が立つにつれて書き手の興味が移ったり、1つのエントリがたまたま自分の興味に合っていただけで他のエントリはあまり関心がないものだったり、という理由かもしれません。
そんな作業をしているときに、本とWeb上の情報への接し方の対応が思い浮かんだので。つらつら書いてみます。
表にするとこんな感じ。

RSS
本屋で本を買う RSSを登録する
図書館で借りる 検索エンジンで検索
ベストセラーコーナーを利用する SBMの人気エントリを利用する

本屋で本を買う⇔RSSを登録する

RSSを登録するという作業が、店頭で売っている本を自分の判断で買うということに似ているのではないかと考えます。RSSの場合は、すべてのエントリを読むには時間がかかりすぎるので、一部を見て自分が判断するしかありません。本も、店頭で目次や紹介文などから内容を判断します。
本を買うと、読んでみると内容がはずれであったり、場所をとったりするように、RSS Readerに登録するということは、ユーザにとって大なり小なりのコストとなります。

図書館で借りる⇔検索エンジンで検索

自分で保持するには値段や場所を含めたコストが高いと思うけど、たまに必要になる情報を得るための方法という意味での対応です。
大量の情報にアクセスしやすく、古い情報も探せるところが似ています。

ベストセラーコーナーを利用する⇔SBMの人気エントリを利用する

話題の本は店頭でも目立つところにおいてあり、雑誌などで評価を知ることができます。Amazonを利用すれば、もっと手軽にそれらの情報を知ることができます。
SBMの人気エントリなどを利用することは、このように手軽に人気のエントリやそれに対する評価を知ることができます。

結びに

ということで、この辺が一般的にRSS Readerが普及しなかった理由の説明になるんじゃないかなあと思います。
本屋に行って自分の目で本を選ぶことは非常に楽しいのですが、多数派ではない気がします。楽しみ方はそれぞれなので、本を買う・RSSを購読する、といったスタイルを必ずしも強要しなくても、本人が楽しめる方法で情報を得ることができればよいのではないかと思いました。